就活の軸

就活を終えて思う。

自分の就活の軸は本心だったのか噓だったのか。

気になったのでアウトプットしながら考えていく。

 

就活の軸①

本質的な価値提供を行いたい

本質的な価値提供というと抽象的なので少し具体化すると自分が本当に勧めることができるサービスの営業などを行いたいと考えていた。(still抽象的)

当時SaaSの企業を受けていた自分にとっては非常に便利な宣伝文句だった。(抽象的だったので何人かの面接官の方には突っ込まれてしまっていたが)

恐らくこれは順番的にはSaaSを志望業界とする→この就活の軸を設定するという背景だった。したがってこの就活の軸は後付けであった。であるためこの就活の軸は噓、、、とまでは言い切れないのだろうか。というものこの本質的な価値提供(ここではその営業活動などが本当に相手のためになっていると言えること)を行えないならあまり仕事する意味ってないよね的な感情はSaaS業界を志望する前からあったため。元々心の中にあった想いをSaaS用にアレンジはしたが、趣旨は変わっていないという点ではこの就活の軸を嘘と言い切れないのではないか。

 

就活の軸②

挑戦に寛容であること

この軸を設定した背景としては、自分自身小さいことからスポーツをやってきた経験から自己成長に喜びを感じる人間と捉えているため、社会人となっても日々成長したいと考えていた。そして、成長するためには挑戦か必要不可欠であると感じていた。一方、挑戦できるか否かは環境に依存する。そこで企業側には、挑戦に寛容であることを求めたいと考えるようになった。一方、これも先程の例と同じく、後付けの理由である。もちろん成長したいと言う思いは潜在的にはあったのかもしれないが、それを理由に業界を絞っていたわけではない。SaaSと言う業界がたまたま成長産業であったため、この就活の軸が相性が良いと考えるようになったため、面接の場で話すようになった。

 

③事務的な作業を削減して、人間が本来注力すべきような創造的な作業に時間を使えるような社会を作れるような業界

スラックやハドルなどのITツールを用いて事務的な作業を削減することができていた経験はあった。もちろんこれも最初から就活の軸として存在していたわけではなく、志望業界を絞った後に後付けで考えた就職活動の軸である。一方、業界を絞る前に、漠然とこのような思いを抱えていた側面はもちろんある。

 

以上の3つが私が就活生当時かけていた就職活動の軸だ。これらの軸を企業または時期に応じて使い分けていた。当時使っていた就職活動の軸を挙げてみて思うのは、就活の軸を設定する→志望業界を設定するという流れがないということだ。本来ならこの流れで志望業界を定めるべきでなのではないか。

 

一旦ここで、SaaSを志望した本来の理由を考えていく。

まず私は色々試行錯誤したのち、オープンワークの口コミが高い企業が多いと言う理由で、IT、コンサル業界を志望していた。

特に ITの分野に興味を抱いており、IT業界を中心にインターン選考を受けた。ITであれば括りはなくへsier、デジタルマーケティングSaaS、幅広い業態を受けた。そして、ちょうどこの時期にgood findのセミナーでクラウドサービス周りの業界が新卒に対してオススメと言う情報をいただく。そこからはSaaSと言う業界に対して魅力を感じ、SaaS業界を中心にインターン本選考を受けるようになった。一体どこに惹きつけられたか。それは以下だ。

 

①多くの大人(5/5人くらい?)が新卒で入るなら、絶対に行くべしと言うふうに言っていたから。

自分自身世の中のことに関して何もわからなかった状態であったため、自分より知識経験のある大人がここに言っとけば幸せになれる(言い過ぎ、多分そこまでは言ってない)といったようなことを言っていたことが何も知らない自分に響いた。

 

②営業手法に憧れた

当時、世の中のことに関して無知な自分は営業=世の中の人に対して必要のないものを売ることいわゆる押し売りのイメージがあった。一方、SaaSのビジネスモデルがサブスクリプション型であったため、顧客の利益にならないことを提案しても、自分たちの利益につながりにくいビジネスモデルとの事だった。したがって、先程申し上げたような、いわゆる押し売りが起こりにくい業界と言う認識を持った。そのビジネスモデルが当時押し売りに対して嫌悪感を持っていた自分に対して刺さった。

 

大きく分けるとこの2つだと思う。この2つに共通していることは、「自分の不安を解消してくれた」ことだった。SaaSが就活生当時何も分からなかった自分を一筋の光的なもので照らしてくれた。魅力を感じた。浅い。人間は不安を解消してからるものに惹きつけられるのか。

 

ここまで書いて感じたことは自分の就活における業界選定の手段はかなり盲目的だったということだ。

心を踊らされた物事にホイホイついていってしまった。一歩引いてその判断が良いものか否か判断しようとしなかった。

 

世の中にある自分自身が幸福を感じるであろう組織で働く上での要素。

そんな要素を満たしていそうな業界を選ぶ

 

これが正しい過程と考えるが私の場合は

良いと思った要素(確かにそれは世の中にある自分自身が幸福を感じるであろう組織で働く上での要素かもしれないがその要素全てを見た上で判断した訳ではない)

そんな要素を満たしていそうな業界を選ぶ

 

であったのできちんと考えられていなかったとも思う。

 

まあそんな自分の考えすぎずにとりあえず動いてみる的なムーブは悪くはないのだが、やけにロジカルさが美とされる就職活動業界では少しマイナスに働いた。いや、正確には色々誤魔化していたので就職活動の結果としてはマイナスに働いていていないが、自分のメンタルに対しマイナスに働いた。(誤魔化しているという罪悪感が働いた)

 

さて、長くなってしまったが冒頭の就職活動の軸は本音か否かに関して、結論としては本音だと言えるだろう。しかし、それが本当に組織を選ぶ上で最も重要な要素か否かというところには疑問が残る。

 

ここまで文章を読んでくれた方、もしいらしたら感謝いたします。自分の考えをアウトプットして整理したい、という目的の方が大きいため、あまり見られるつもりで書いておらず、読みにくい部分多々あったと思いますが、ここまで読んでくださってありがとうございます。

 

このブログでは自分自身の想いをより洗練させる目的で、アウトプットする場として活用させていただきます。ついでにお金稼げたら美味しいなと思いブログとして形に残すことにしました。読んでいただけると幸いです。

 

私の今後益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。